クレジットカードで買い物をした後で、やはりキャンセルをしたいということが起きた場合、どういう手順で、手続きを進めれば良いのか、ご理解されているでしょうか。
クレジットカードでの支払いは、そもそもお店でお金を払っていないのです。
では、具体的には、どう処理して貰えば良いのでしょうか。
解説してまいります。
クレジットカードで返金|連絡はどこに?
クレジットカードで買い物をした後で、キャンセルし、返金してもらいたいと、思ったときには、次の順番で行動をして下さい。
まずは、商品をかったお店に、電話連絡をしてください。
現金でも電話をしますね。
クレジットカードでも、最初にあわてずに、買った店に電話連絡です。
お店に連絡する際には、商品を買ったお店に、電話連絡することです。
カード会社に連絡しても、取り合ってくれません。
この点を間違えないように、ご注意下さい。
その後で、お店に、商品とクレジットカード、そしてレシートの3つを、持って行ってください。
ここまでの手順を早急に行い、商品にも手をつけていなければ、対応してくれるはずです。
仮に、使ってたとしても、商品に不具合があるケースでは、数回で動かなくなってしまうこともあり得ます。
商品の初期不良は、少なからず、あることだからです。
商品に、不良などの問題が有った事がわかれば、お店でも、使っていたとしても、受付けてくれます。
大事なのは、レシートです。
そして、返金をして欲しい時には、日にちをおかずに、早急に連絡することです。
ネットで、購入した場合も、同様です。
先ずは、お店に連絡です。
Amazonや楽天市場に、返金して欲しいと直接連絡をしても、お店に連絡するように、言われます。
クレジットカードを不正利用されていた!その分の返金はしてもらえるのか?
最近は、ネット上での買い物に関する、クレジットカードの不正利用が、増えています。
不正利用には、様々なケースがあります。
フィッシング詐欺やスキミング、オンラインショッピングの詐欺、なりすましやオンラインショップからの情報漏洩等、あるのです。
どれか、聞いたことが、あると思います。
クレジットカードの不正利用の可能性
不正利用は、クレジットカード所有者の知らないうちに、不正利用が行われていますから、気づくのが遅れてしまう可能性があります。
また、クレジットカードの不正利用であることを、カードの所有者が、通知しなければ、カード会社は、対応してくれない可能性があります。
クレジットカードの不正利用を発見する手段は、カード会社の請求書(利用明細)を、毎回きちんと内容確認することです。
もし、請求書(明細)が、届いても、中身をよく見ずに、金額だけ見て終わりにしている、ということならば、すでに不正利用されてる金額も含めて、払ってしまっている可能性があります。
クレジットカードの不正利用防止のためには、利用明細の確認が必須
何らかの方法で、カードの情報が盗み出されていて、勝手に使われていたという事件もよく聞きます。
請求書の中身を、じっくり確認するのは、とても大事です。
何か異変を発見したら、明細を控えて、カード会社に問い合わせです。
しかし、その前に、一つ確認をしましょう。
もしかすると、家族カードの利用や、家族の誰かが、利用して事の可能性がないかを確認することです。
知らないうちに、家族の誰かが利用していた、というケースも実は少なくはありません。
不正利用されていた場合
カードを不正に利用されていたとしても、自分で支払わないとダメなのか?
クレジットカード会社へ、届け出て、カードの不正利用が確認される事が必要になります。
カード会社のほとんどは、約60日以内の届出であれば、不正に使われた分は補償してくれます。
60日より前でも補償をしてくれるカード会社も有ります。
疑わしいときには、早く連絡することです。
クレジットカードの返金はいつになるのか?
クレジットカードの返金の届出をた場合、いつ返金になるのでしょうか?
それは、カード会社の決済日(締め日)が、関係します。
決済日までに、返金処理が終わっていれば、返金の分が取り消され、請求自体、無くなります。
決済日が過ぎている場合は、一旦は引き落としされますが、次の引き落としの時に戻って来ます。
決済日が過ぎた数日以内なら、次に間に合う会社も有るので、確認をしておきましょう。
クレジットカードの返金処理|海外での利用の場合は為替レートが関係する
海外で使った分を返金する場合も、利用した本人がお店に連絡をすることになります。
海外では、その国の通貨、現地のお金で決済されています。
例えば、アメリカだとドル、ヨーロッパだとユーロなどですね。
不思議ですが、買った時よりも、少なく返金される場合が発生します。
為替レートが関係している事で、減ってしまうことが起こりえるのです。
海外での返金額は、お買い上げ日のレートではなく、カード会社に返金の情報が届いた日の為替レートが適用されます。
為替レートは、毎日上下に変動します。
ですので、買った日の金額よりも、「円」の価値が下がるか、海外利用地の通貨価値が上がっていれば、返金額が減るということが、起きるのです。
海外で利用した分は、為替レートが影響した場合、利用時点にさかのぼって計算してくれるクレジットカード会社もありますし、現時点での為替レートを適用させるカード会社もあります。
クレジットカードの返金処理|楽天カードの場合
楽天カードでの返金処理について、実体験でお話しします。
クレジットカードで買った商品を返品したい、キャンセルしたいとなりましたら、まずお店への連絡して下さい。
クレジットカードの所有者からの連絡が無いと、始まりません。
所有者から、キャンセルの意思を伝えられたお店は、商品などの内容を確認して、楽天に返金処理の情報を送ります。
返金の情報を楽天が受付けた日が、返金受付日になります。
楽天は、利用した月の、次の月の5日までに、返金の情報が届けば、請求は取り消されます。
次の月の5日までに、返金の情報が届かなかった時は、一旦は引き落としされてしまいます。
そして、次の月には、その分が返金されて来ます。
楽天以外でも、お店からの返金連絡が、いつ届くかで、対応がわかれます。
2ヶ月以上たってるのに、返金がない時は、買ったお店に連絡してみた方が良いですね。
お店から、カード会社への返金処理の連絡が遅れてる可能性が大きいです。
クレジットカードの返金は現金NG
クレジットカードで買った商品の返金を、現金で返金して欲しいと言っても、必ず拒否されます。
カードが使えるお店は、カード会社に決済手数料を支払っています。
お客様が買った金額から、手数料を差し引いた金額が、お店側に支払われる事になっています。
もしもクレジットカードの返金を現金でおこなうと仮定すると、お店の立場からは売上が無くなったのに、決済の手数料だけを支払う事になってしまいます。
お店が損をするような返金処理は、出来ないのです。
クレジットカードの返金時のポイントは残る?
カードで返金処理をしたら、ポイントはどうなるのか?
当然ですが、買い物をしなかったことになりますので、ポイントは取り消しになります。
クレジットカードの返金ということは、商品購入をキャンセルしたわけですから、当たり前の事ですね。
もしも、取り消される前に、返品した分のポイントを使ってたら、次の請求の時に、使ったポイント分がマイナスになります。
まとめ
返品(返金)をしたいという時は、まず最初にお店に連絡をすることです。
返金の連絡をしたその後、どうなっているかは、買ったお店に確認しましょう。
もしかすると、お店が処理手続きを忘れていた、という事も有ります。
そのまま、待っていても、返金はされません。
カード会社は、お店からの返金情報が来なければ、何もしませんし、出来ないからです。
おかしいな、と感じたら、自分からお店に確認する事が大事です。
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