街中で拾った財布の中に、クレジットカードが入っていたから使ってやろう!と言うのは、もちろん犯罪です。
それならこんな場合はどうでしょうか?
「お金が無いし、クレジットカードも持ってない!それなら嫁のクレジットカードを使ってしまおう」
夫婦間なら問題無さそうに思いますよね。
この記事を読んで頂けますと、本人以外がカード使った時の問題点についてご理解頂けると思います。
では、解説してまいります。
クレジットカードの本人以外の使用はヤバい!?親でも嫁でもダメ?
結論を先に言ってしまえば、家族のクレジットカードであっても、本人以外が使うのはダメです!
嫁であろうと、親であろうと、我が子であろうと、あなたが頼んでも、本人以外使えません。
クレジットカードを家族間で使ったらいけない理由は?
とりあえず、手元にクレジットカードの会員規約を、今一度詳しく読み直してみましょう。
そもそも、クレジットカードは、あなた名義であっても、あなたの物ではないんです!
カードの所有権は、カードを発行した会社にあり、あなたはカード会社から、クレジットカードを貸してもらっています。
あなたが利用する為だけに、カードを貸し出していますから、本人以外が使うのはダメなんです!
クレジットカードを本人に許可してもらったよ!という場合は?
生活が苦しくて、お金が無いから、親に助けを乞いに行ったとしましょう。
親からは、「お金は無いけど、これで何とかしときな」と、クレジットカードを渡され、利用許可をもらいました。
一見、許可をもらっているから、問題無さそうに感じてしまいますが、先に言ったように、
本人以外は使ってはいけません。
クレジットカードの本人以外の使用は強制解約になるって聞いたよ!?
家庭内で、お金について厳しいルールもなく、カードをすんなりと渡す人もいるでしょう。
「問題なく使えたよ!」という人もいるかもしれませんが、本当に大丈夫なのでしょうか?
クレジットカードの強制解約になると大変!
本人以外のクレジットカードとわかっていながら、使っているといつかはバレます。
注意だけで済めばいいのですが、最悪の場合には強制解約になってしまうんです。
そうなると、「カードは使えない」、「一括で残金を支払う」、「新たにクレジットカード作れない」という三重苦に陥ります。
ルールを破ると、あなたも、カードを貸した人も辛い思いをしなければいけません。
本人以外が使い過ぎたら保険で何とかなる?
クレジットカードのセキュリティ対策に盗難保険があり、悪用された時に、補償してくれるので安心です。
クレジットカードを、本人以外が馬鹿みたいに使い込み、とても支払いが出来ない金額だったら保険が使えるのか?
残念ながら、盗難保険の適用外になり、カードを貸した本人に支払う義務があるので、十分に注意しましょう。
本人以外に、カード会社から請求が行くことはないので、自分自身で解決しなければいけません。
家族が使う場合は家族カードを作る
家族カードとは、会員本人と同じカードを自分以外の家族に発行出来るクレジットカードの事をいいます。
クレジットカードは本来、本会員(カード裏面の署名者)以外使うことは出来ません。
本人しか使えない訳ですから、夫婦間やお子様の利用はもちろんNGです。
万が一不正に使われて被害に遭った際でも家族が使っていた事実がわかれば、盗難補償を受けることができず、全額自己負担になる可能性も有ります。
そんな被害を防ぐ為にも、家族カードを作るのが安全です。
家族カードは、本人以外の家族それぞれが持てるクレジットカードですが、利用の額はあくまで本人の限度額範囲内です。
例えば本人の利用の上限が50万円の場合、
本人と家族のカード利用合計も50万円までとなります。
本人が10万円使っていたら、残り40万円が限度額となります。
それぞれの家族カードに限度額が設定される訳では無いので、使いすぎには注意が必要です。
クレジットカードの家族カードおすすめは?
ほとんどのクレジットカードは、買い物をするとポイントが付与されます。
家族カードで買い物しても、ポイントは付きますが、そのポイントは本会員に付与されます。
ポイント還元率だと、楽天カードやヤフージャパンカードがおすすめ。
どちらも年会費永年無料なので、作りやすさも魅力の一つです。
イオンカードも年会費永年無料、20日・30日のお客様感謝デーでは、お買い物金額が5%割引になります。
もちろん、家族カードも割引対象となります。
携帯電話各社が発行するカードもスマホユーザーならではの特典が有り、おすすめです。
自分の家族や使用条件に合ったカードを見つけてみましょう。
クレジットカードの家族カードの条件は?
クレジットカードの家族カードが作れる条件について説明します。
家族カードは一般的には、
- 会員本人と生計が同一な配偶者
- 同じくその親
- 同じくその子供(18歳以上、但し高校生不可)
が、家族カード発行の主な条件です。
中には、会員本人の兄弟やいとこも対象というカード会社も有りますが、数は少なく、上記の範囲が一般的です。
ここでいう生計が同一とは、必ずしも同居していると言う意味ではなく、例えば仕送りをしているお子様も当てはまります。
「生活費が同じ財布から出ている」と言えばわかりやすいでしょうか。
クレジットカード家族カードの名義は?
家族カードの名義はもちろん、その家族個人となります。
そのため、配偶者の持つ家族カードを本会員の方やお子様が使うことは出来ません。
前述したようにクレジットカードはカードの保有者、裏面の署名者しか利用は認められていないからです。
「家族カードだから家族みんなが自由に使える」と言う事では有りません。
不正利用がわかればカード没収と言う最悪の結果にもなりかねません。
家族カードの正しい意味を理解した上での利用が必要です。
クレジットカード家族カードの年齢は?
家族カードの条件で触れましたが、18歳以上のお子様で高校生を除く方が対象になります。
海外留学でカードを使う場合は、満15歳以上で中学生を除く方が対象にもなります。
18歳以上でも、高校生が家族カードを持てない理由は、高校生は基本仕事をしていないので支払い能力が無いことです。
また金銭感覚への理解がまだ未熟で、そのような時からクレジットカードを持つと、
将来の生活に支障をきたすという理由があるようです。
では逆に上限年齢は、何歳までなら家族カードを持てるのかと言えば、明確な制限は無いようです。
会員本人(親カード所有者)が支払い能力が有れば、高齢者でも家族カードを持つことは出来ます。
クレジットカード家族カードの審査は?
家族カードは、本会員がクレジットカードを所有したあとに、追加で申込をします。
その際の審査は、これからカードを持つ家族ではなく、本会員が審査対象となります。
すでにカードを所有しているので、よほどのことがない限り、無審査で家族カードを発行することが出来ます。
本会員がカード支払いを何度も延滞したりしていなければ問題は無いでしょう。
まとめ
クレジットカードを使えるのは、カード会社と契約した当人だけであり、カードを貸し借りしてはいけません。
・クレジットカードは、カード会社の持ち物であり、本人以外に貸すのは配偶者でもNG
・本人以外が使ったことがバレると、強制解約になることがある。
クレジットカードは、他人のものを勝手に使うのはもちろんダメ!使用許可して貸すのもダメなんです!
勝手に本人以外が使わないように、クレジットカードの保管は厳重にしましょう。
関連記事一覧
- クレジットカードの仕組みを覚えておこう!得になるヒントがある
- マイル高還元率が素晴らしいクレジットカード!真のマイル王はこれだ!
- クレジットカードのポイント還元率ならamazonだが!?
- クレジットカードで貯まったポイントの使い方と交換方法を学習する
- クレジットカードの年会費無料|なにかデメリットがある?
- クレジットカードとデビットカード、使用上の違いとは?
- クレジットカードを海外で使うとき!
- いざという時に役立つクレジットカードの旅行保険!役立つ理由と保険内容について
- クレジットカードのキャッシング|かしこい利用方法
- クレジットカードの優待特典!おすすめのカードは?
- クレジットカードのように使えるプリペイドカードの損得
- クレジットカードで公共料金を払うとポイントがお得!
- クレジットカードを持ってない人がカードを持たない本当の理由とは?
- クレジットカードの本人以外の使用はヤバい!?親でも嫁でもダメ? ★当記事
- クレジットカードの付帯保険があなたを救う?
- 家賃と光熱費はクレジットカード払いがおすすめ!
- クレジットカードで空港ラウンジをお得に利用する方法!
- クレジットカードを持たないメリットって意外と少ない?