スキルアップを転職理由にすると採用されないかも|現役社長が解説

・スキルアップを転職の理由にすると採用されないかも
・本当の転職理由はスキルアップではない

筆者は、時々社員の入社面接に立ち会います。

時々この言葉が出てきます。

転職の理由はなんですか?」

スキルアップしたいと思いましたので、転職を希望しました」

これは、本人はおそらく前向きな表現をしたいと考えその言葉を選んでいるのではないかと思いますが、実際には逆効果です。

転職理由を聞かれて、スキルアップです、と答えるのはおかしいですよ。

あなたの面接官になったつもりで、現役社長の筆者が解説します。

スキルアップを転職理由にすると採用されないかも

スキルアップは転職理由には
geralt / Pixabay

スキルアップしたいという言葉は転職理由としては、適切ではありません。

「今の会社でこういう実績を作ってきたが、今回御社に転職することでさらにキャリアを重ねてこの道を究めて会社に貢献をしていきたい」というのであれば、分かるのです。

しかし、社会人としての経験が少ない段階で、スキルアップさせたいのです、という言葉を聞くとなんとも違和感を感じます。何か、本当は他に退職理由があるのではないかと感じてしまいます。

スキルアップという言葉は安易に使えない言葉です。

何故「スキルアップ」が転職理由に適さないのか解説します。

本当はスキルアップの意味を理解しないで使っている印象を受ける

転職ということは、昨日までどちらからの会社勤めを数年されている方だという前提です。

その方がスキルアップしたい、といえば当然どんなスキルですか?と聞きたくなります。

しかし、実際には、「○○○のスキルです。」と答えられる人に会ったことがありません。答えられないとはどういうことなんでしょう。

本当にスキルアップが転職理由なのであれば、具体的に答えられるはずなんです。

 

スキルアップという言葉に何か良い言葉の響きの印象だけを持って使っているように感じます。

その方がスキルアップしたい、というのに答えられないということは、本当はスキルをアップさせたいわけではないと感じるのです。

もしかすると、スキルの意味がわからないで使っているのかもしれません、もしかするとスキルを身に付けたいということなのかも、と思ってしまいます。

 

「えっ?前の会社では何をされてきたの?」っておもってしまいます。

同時に、これでは当社に入社したい理由もわかりません。

スキルが身についたらまた転職する?もしかしてジョブホッパー

転職歴が多い方の場合だと、スキルアップが出来たら、また転職をする可能性ありませんか?と聞きたくなります。

転職理由が、自分がスキルアップしたいということは、その会社の一員として仕事をしてきたという意識がないか、意識が低いということを感じさせます。

履歴書の転職歴が半年1年ごとに転職しているようだと、もしかして「ジョブホッパー」かもしれないとみなされる可能性があります。

ジョブホッパーとは、短期間ごとに転職を繰り返す人(転職回数5・6回以上)のことをいいます。

 

一見同じように転職を重ねる人の中には、キャリアビルダーと言われる人もいます。この人は、計画的に転職をし、キャリアを重ね優秀な実績を残し、キャリアを重ねる人です。

その道を極めていくために、資格を取ったり、転職する前に大きな実績を作ることで、次の転職に有利な条件を重ねていくのです。

ジョブホッパーとキャリアビルダーは、まるで違います。

キャリアビルダーが退職するときは、実績を作ってからに対し、ジョブホッパーは何が理由なのかよくわからないで辞めていきます。

筆者の経験で、そういう方に出会ったことがあります。ジョブホッパーとして見られるのはまずいことを知っていて履歴書には細かく職歴を書いていませんでした。職歴詐称です。

半年から1年で転職を繰り返すのです。そして、やはり1年もせずに退職してしまいました。

今の職場ではスキルアップができないのだろうか

本当にスキルアップが理由ということならば、今の職場でもできるはずなのです。

スキルとは、仕事における技術や能力のことです。

スキルアップとは、仕事の技術や能力を高めたいということです。なぜ、それが今の職場ではできないのか、そのための努力を自分の時間を使ってやっているのだろうか、と感じてしまいます。

勘違いしている人がいるかもしれませんが、スキルアップとは、会社を変えたり、環境を変えたり、あるいは研修を受けたりするだけで身につくものではありません。

自分自身が主体的になって、何度もなんどもその努力を繰り返して、訓練や練習を重ねる中で、スキルは高まっていくものです。

なぜなら、スキルは知識や経験ではないからです。技術や能力です。

今、こうして筆者が文章を書いているのは、ライティングスキルです。何度も何度も書くことで身についてくるスキルです。

自分自身に主体的な気持ちがあれば、現在の職場で、身に付けることやスキルアップはが可能のはずなのです。

 

本当の転職理由はスキルアップではないかも

なぜ

どうでしょうか、あなたの転職理由は、それでもスキルアップでしょうか。

それとも、何か気づきがありましたか。もし何か気づきがあれば、紙に思いつくままに転職理由を書きだしてみてはどうですか。

あるいは、すでに本当の理由に気づいていますか。

もしかして、ネガティブだと思われたくなくて、スキルアップという言葉を選びましたか。

ネガティブな転職理由は、言わないほうがいい。言ったら採用されない。という考え方が一部にはあるようですが、筆者は会社で面接をし採用する責任者として、ネガティブ理由があるのなら、言ったほうがいいと考えます。

 

ネガティブ理由には一般的に以下のようなものがあります。あなたの理由はここにありますか。

  • 労働条件(休み・残業)が合わない
  • 人間関係がうまくいかない(上司・先輩・同僚・後輩)
  • 給料が低い、給料の評価が納得できない
  • 会社の将来が不安
  • 転勤はしたくない、できない
  • ・・・・

どうでしょうか。

 

まとめ

もし本当の転職理由がネガティブで、それを言えば就職に不利になると考えているのでしたら、それは違います。

確かに、本当の理由を明確にすることで採用されないかもしれません。でも条件に合わない会社に入社してしまうリスクは無くなります。

一つの事例で説明します。

 

 例えば、家族との時間を大事にしたいので、休みが多い環境が良いと考えて転職する場合です。

営業社員として、募集条件に週休2日と書いてあったから応募した、とします。

しかし、実際には、自分が休みの日にお客さんがその日なら時間が取れるよ、といえば営業は休日出勤や振替休暇をとって調整し、お客さんとの面談時間を優先することになります。

もし固定給の営業なら、ノルマ目標は課せられるでしょう。

もし歩合制の営業なら、面談数が増えないと契約数は増えません。どちらにしても、調整をしてお客さんとの面談時間を作ろうとします。

結果的に、週2日は取れなくなる可能性があります。

 

また事務職にしても、一般的な就業規則の中には、業務上の必要があり、その人物でなければならない場合は、会社(上司)はその従業員に残業や休日出勤を命じること出来るとされており、これは法律的にも違法ではありません。

何かの業務や事務作業で、そういうことが起きる可能性があります。

 

しかし、例えば転職の理由が労働条件にあるのであれば、入社前に確認しておくべきだと思います。確かにその結果、採用されない可能性はあります。

しかし、本当の理由を告げていなかったばかりに、入社後に以前の会社と同じ状況になり、またストレスを抱え込んでしまうような事態になるのは、本人とっても会社にとっても良くないです。

ですから、転職理由は明確にしておくべきだし、その上で就職活動をした方が良いのです。

時間ももったいないし、心も体も余計に疲れます。履歴書に余計なキャリアが増えるだけかもしれません。

 

もし転職に関して、相談できる相手がいない場合は、転職エージェントを利用するのも良いかもしれません。

通常の転職サイトの求人情報を知らせてくれるだけではなく、担当者が一人ついてくれて、転職に関する相談に乗ってくれます。

もし、まだ転職の気持ちを持っているのでしたら、無料で相談に乗ってくれます。

筆者がお勧めするのはこちらです。【リクルートエージェント】



転職 面接

筆者は会社社長です。時には面接に立ち会いもしますし、採用についての最終決定をしています。 その立場から、転職活動中あるい […]

筆者は会社社長です。転職面接にも立ち会う筆者が解説します。 転職面接では必ず退職理由は聞かれますね。 転職回数の多い人・ […]

転職 理由

転職理由がたくさんあるのはわかりました!でも本音のまま言うのはNGです。 筆者は現役の不動産会社社長です。 採用の最終責 […]

 

記事はいかがでしたか?

こちらには読んでいただいた方に最も適した広告が表示されます。

<スポンサーリンク>




最新情報をチェックしよう!